8　筆記試験対策

第二種電気工事士　俺理論　筆記対策

2012年4月

残ったのは俺と橋本君。
そして繁忙期がはじまり、勉強時間はなくなった。
彼は最後まで教科書を作る作業をしていたのだった・・・

申し込みから筆記試験まで約2～3カ月ある。
もう既に試験勉強をやり終えた俺。この間、何の勉強もしなかった。
気分は合格。息子の勉強の指導をしていた。

俺理論の筆記対策

「おい、京太郎（息子）。
この試験はなあ。現場の職人の試験や。
筆記はメチャメチャかんたん。
こんなんで不合格する奴は勉強してない奴だけや。
過去問（10年）を3度繰り返すだけで、絶対に合格する！
時間の目安は20時間くらいは絶対にやらなあかんで。
それ以外は何もせんでええわ。
じゃ、がんばって」

これが俺理論の筆記対策だ。

過去問題の繰り返し

2012年6月

筆記試験1週間前。
俺は黒本だけを流し読みしていた。
過去問は3度繰り返しているので、ほとんど覚えてしまった。
もう何もやる事がない。
気分は高得点での合格。

一方、うちの子。
全然何もしていない状態。

「おい、京太郎。もうすぐ試験やで。大丈夫か？」

「大丈夫、大丈夫。」

なんだこの自信は？何もしてないくせに。

「おいおい、京太郎。
何もせんかったら受からんぞ？
この手の試験はなあ、やれば受かる。
やらなかったら受からん。
せっかく9000円も出したんやから、絶対合格せなあかんで！」

結局、京太郎は試験2日前にしてようやくエンジン始動。
2日連続徹夜勉強で過去問題10年分を終わらせた。過去問は一応、「3周したでえ～」っと言っていたが、ほんとうか？勉強時間は10時間くらいとの事だった。

電気の怖さは全く知らない様子。おいおい、大丈夫か…？